ドラフトの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はドラフト（5070）です。

ドラフトの概要
ドラフトの業績
PER
株主還元

ドラフトの概要

経営理念

「ALL HAPPY BY DESIGN」

デザインの力で世界にHAPPYの循環を作り出し、ヒューマンエクスピリエンスの向上によって社会に貢献することを意図しています。

沿革

2008年にオフィス内装事業を目的として会社を設立しています。家具、インテリア用品の企画・販売を目的とした子会社を2012年に設立しました。

同年には大阪、2021年には福岡に支社を設置しています。海外へ進出したのは2013年です。フィリピン、中国で子会社を設立しました（中国は2018年に清算しています）。

2020年にマザーズへ上場し、現在はグロース市場です。

事業内容

設計デザイン会社です。

オフィスや商業施設のインテリアデザインから、プロダクト、ブランディング、さらには建築設計、複合施設の環境設計、都市計画まで行っています。

ドラフトの業績

業績推移

直近5年間の売上高と経常利益の推移です。

2020年12月期が大きな減収、減益に見えます。これはそれまでの3月決算から12月決算に変更しているためです。決算期変更により、9カ月と短い決算になっています。2020年も1～12月決算として計算しますと、2021年12月期は前期比で売上高12.9%増、経常利益27.5%増になっています。業績が好調な要因にプロジェクトの大型化があります。1億円以上の大型案件が前期比で1.5倍に伸びているということです。

この期間の平均成長率は、売上高が16.6%、経常利益は39.9%にも上ります。

四半期ごとの推移

直近2年間の四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。案件の偏りがあるため、四半期ごとに大きな波が出来ています。コロナ禍前は3，9月に売上が大きく計上される傾向があったが、コロナ禍後はその傾向が崩れているということです。

2022年12月期第1四半期が前年同期と比べても大きく減収・減益になっているのも、そのためです。ただ、クライアントからの引き合い額は順調に推移しており、計画を上回っているということです。

2022年12月期の業績予想

上記業績推移に2022年12月期の業績予想を追加してみました。

2022年12月期は前期比で売上高24.5%増、経常利益0.3%増の見通しです。第1四半期での売上高の進捗率は9.7%にとどまります。ただ、期首時点でプロジェクトのストックが53億あるということです。プロジェクトのストックは、受注残に加え、見込み案件のうち契約になるだろう金額の合計です。これが前期首では45億だったところ、当期は大きく増えています。引き合いも順調に推移しているということで、業績予想は修正されていません。

一方、経常利益はほぼ伸びていません。これは、当期の利益率が悪化するというより、前期の利益率が良すぎたということの様です。前期はコロナの影響で活動が抑えられ、販管費が抑制されていたためです。会社としては8～9％の利益率を想定しているため、当期の利益率の方が適正です。また、今後の売上拡大のための投資も実行するということで、経常利益の額は前期とほぼ同額になっています。