ネオマーケティングの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はネオマーケティング(4196)です。

ネオマーケティングの経営理念

以下の経営理念を掲げています。

人と企業の架け橋となる
価値ある情報サービスを提供し、
人々の生活向上と社会発展に貢献する

マーケティング会社の使命は、需要を発見するだけではなく、需要を創造することにあると考えています。未来は目指すものであり創るものという考えです。クライアントとイノベーションを共創することにより、人々の生活が豊かにハッピーになる社会の実現を目指しています。

ネオマーケティングの沿革

2000年にマーケティング支援事業を目的として会社を設立しています。マーケティングプラットフォーム「アイリサーチ」のサービス提供を開始したのは、2006年です。2014年には中国にも進出しています(2021年に清算)。そして2021年4月にJASDAQに上場しました。

ネオマーケティングの事業内容

事業内容はマーケティング支援事業の単一セグメントです。

核となるのが「アイリサーチ」です。「アイリサーチ」は独自のマーケティングプラットフォームで、58万人(2021年10月時点)の登録者があります。登録者は企業からのマーケティング上の依頼を受けることで報酬を得られます。この登録者の属性情報を分析することにより、「生活者起点のマーケティング支援」が可能になります。提携会社との連携によりのべ2,360万人以上(2021年10月時点)の活用が可能になっています。

さらに独自の「マーケティングフレームワーク4K」を開発しています。核心(カクシン)、開発(カイハツ)、開拓(カイタク)を軸とするフレームワークです。

そのマーケティング支援のサービス内容としては7つに分類され、そのうち主な3サービスは以下の通りです。

カスタマードリブン

生活者の情報について定量調査を核とした顧客起点のマーケティングです。顧客を分類し、商品等を認知してから購買するまでの行動等を解析します。これにより顧客起点のプロモーション施策の立案・検証ができます。

インサイトドリブン

数値では計測出来ない潜在的な意識「人を動かす隠れた心理」を発見するマーケティングサービスです。対象者からインタビューや行動観察を中心とした定性調査が核になります。これに基づき仮説・検証を行うことにより、ユーザー自身が気が付いていな本質的なニーズの発見やイノベーションが可能になります。

デジタルマーケティング

Shopifyを利用して、ECサイトの構築から集客・運営まで一気通貫で支援するサービスです。Shopifyは世界で最も利用されているECプラットフォームの一つです。メインの顧客層が製造業のため、生産者から生活者にダイレクトに販売することが可能になります。

業績推移

ネオマーケティングの業績推移

直近5年間の業績推移です。2020年9月期から売上高、経常利益ともに大きく伸びています。

5年間の平均成長率は売上高が11.7%、経常利益は66.7%にもなります。

2021年9月期は前期比で、売上高が28.2%増、経常利益が65.3%増と大きく伸びています。どのサービスも前期比で売上高が約20%は伸びていますが、特にデジタルマーケティングが1.5倍と大きな伸びを示しています。売上高の伸びに比して経常利益が大きく伸びているのは、販管費の増加割合が15%に抑えられているということが大きいです。

四半期ごとの業績推移

ネオマーケティングの四半期ごとの業績推移

直近1年半の四半期ごとの業績推移です。2021年9月期第2四半期が突出しています。

直近の2022年9月期第1四半期は、前年同期比で売上高25.8%増、経常利益は15.1%減となっています。

売上高のサービスごとの前年同期比では、カスタマードリブンが前年同期と同程度であった一方、インサイトドリブンとデジタルマーケティングが前年同期比で40%以上伸びています。

減益となったのは、事業の核となるエキスパート人材採用により人件費が増えたことなどが要因の様です。

2022年9月期の見通し

上記業績推移に、2022年9月期の業績予想を追加してみました。2022年9月期は前期比で売上高20.3%増、経常利益22.4%増と引き続き大きく伸びる計画です。デジタルマーケティングなどが中心に売上高の伸びを引っ張る計画になっています。

第1四半期での進捗率は売上高23.7%、経常利益20.9%となっています。

今後の成長見通し

数値目標は見当たりませんでしたが、顧客数拡大の成長戦略のため、全国展開を進めています。2022年9月期には札幌、福岡、那覇に営業所を設置する計画です。更に2023年9月期には名古屋、京都、広島にも展開する予定になっています。

PER

現在(2022年4月6日)の株価からすると、PERは15倍です。

配当予想

2022年12月期の配当予想はありませんでした(2022年4月6日現在)。なお前期も配当実績はありません。

株主優待

株主優待の情報はありませんでした(2022年4月6日現在)。

はーいーによるネオマーケティングの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。ネオマーケティングの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでネオマーケティングの銘柄紹介を目的としており、ネオマーケティングへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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