マークラインズの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はマークラインズ（3901）です。

マークラインズの概要
マークラインズの業績
PER
株主還元

マークラインズの概要

基本理念

「情報・サービスを通じて自動車産業の発展と豊かな社会づくりに貢献する」

快適、安全で環境性能の高いクルマがより低いコストで消費者に提供できること。それにより多くの人がクルマの楽しさや便利さを感じてもらえます。そのために自動車産業のプラットフォーマーを目指すとしています。

沿革

2001年にインターネットの活用により自動車関連情報の有料提供を目的として会社を設立しています。同年自動車関連情報サービスサイト「自動車情報プラットフォーム」の運営及びサービス提供を開始しました。

2004年には自動車基準認証国際化研究センターと提携して、自動車法規制情報の掲載を開始しました。「自動車ソリューション」（現　製品掲載サービス）は2005年、「ものづくりレポート」は2006年開始です。コンサルティングは2007年、人材紹介は2009年に開始しています。2020年にベンチャーキャピタル事業への進出を目的として会社を設立。翌2021年に自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合を組成しました。

「自動車情報プラットフォーム」の英語版は2004年、中国語版は2011年スタートです。

2003年に米国ミシガン州に子会社を設立しています。更に翌年中国上海市でも子会社設立です。2013年にはタイ国バンコク、2015年にドイツ・フランクフルト市、2016年にインドハリヤーナー州と海外展開していきます。

2014年にJASDAQに上場2018年に東証第2部へ、そして同年東証第1部に指定されました。現在はプライム市場です。

事業内容

自動車産業に特化したトータルソリューションを提供しています。自動車産業ポータルとして7つの事業を行っています。そのうち情報プラットフォーム、ベンチマーキング、コンサルティングの3つをご紹介します。

①情報プラットフォーム

中核事業です。自動車関連企業が共通に必要としながら、入手するには手間やコストがかかる各国の自動車産業情報を手軽に入手できるようにした情報提供サービスです。調達活動とマーケティング活動に活用できます。主には以下の情報が提供されています。

部品別シェア・納入情報
部品メーカー情報
自動車販売台数/生産台数
完成車メーカーの拠点
モデルチェンジ予測
外注先・調達先情報

②ベンチマーキング

分解調査レポート/データ販売と車両・部品調達代行サービスを行っています。分解調査レポート/データ販売は車両分解調査レポートと車載製品の解析データやレポートです。

③コンサルティング

顧客の依頼に個別対応して行う事業です。CASE関連の技術・市場の動向調査、コスト比較分析、技術コンサルティングなどです。

マークラインズの業績

業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。きれいに右肩上がりです。この間の平均成長率は売上高18.7%、経常利益20.5%と安定的に成長しています。2021年12月期は前期比で売上高31.4%増、経常利益32.7%増と大きく伸びています。中核の情報プラットフォーム事業は15.6%の伸びでしたが、その他の事業が大きく伸びたため、全体として31.4%の増収となっています。経常利益も伴って上昇しました。