ビューティガレージの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介は、ビューティガレージ（3180）です。

ビューティガレージの概要
ビューティガレージの業績
PER
株主還元

ビューティガレージの概要

スローガン

「美容業界を変える」

美容業界は、大手数社による寡占市場になっています。対面営業で特定の業者が提供するため、商品の選択肢も少なく、割高ということです。これが経営上のデメリットになっていると考え、テクノロジーの力で風穴を開けようとしています。

中長期的には、BtoB流通の圧倒的No.1プラットフォーマーの地位を目指しています。

沿革

2003年に創業しています。現在も主事業の「BEAUTY GARAGE Online Shop」も2003年に開設しました。同年ショールーム店舗も開設しています。東京、金沢、名古屋、大阪と一気に4点です。その後数年間、毎年2，3店のショールームをオープンしていました。

2004年には店舗設計事業を開始しています。「サロン集客ナビ」、「サロン不動産NET」は2006年、「SALON開業ch」は2007年、「サロンシステムナビ」、「サロン保険ネット」は2008年とその他周辺ソリューション事業も順次開始しています。

2008年には中国に駐在員事務所を設置しています。その後、2017年にシンガポールとマレーシア、2018年に台湾とアジアへ展開しています。

2013年にマザーズに上場しました。また2016年に東証一部へ市場変更し、現在はプライム市場です。

事業内容

物販事業、店舗設計事業、およびその他ソリューション事業の3事業を展開しています。

①物販事業

中核となる事業で、「BEAUTY GARAGE Online Shop」を中心に運営しています。「BEAUTY GARAGE Online Shop」はプロ向け美容商材インターネット通販サイトです。理美容室、エステサロン、ネイルサロンなどが主な顧客で、登録会員事業主数は53万を超えています（2022年4月末現在）。掲載商品数は210万以上です（2022年4月末現在）。

紙媒体の通販カタログ誌「BG STYLE」も年1回発行しています。さらに全国主要都市でショールームを設け、対面販売も行っています。これによりネットとリアルを融合した販売スタイルになります。なお、国内外のメーカー・工場から直接仕入れることにより中間流通を排除しているということです。

②店舗設計事業

美容サロンのほか、ショップや飲食店、クリニック等の店舗デザインや設計、成功管理棟を提供しています。東京・金沢・名古屋・大阪・福岡にて行っています。

③その他周辺ソリューション事業

ビューティサロンの開業準備から開業後の経営に掛かる各種サービスを提供しています。開業に掛かる相談先として「サロンコンシェルジュ」を配置しています。居ぬき不動産物件の仲介、店舗リースサービス、開業資金の調達支援などです。開業後はシステム導入、保険、WEB政策、講習会等を行っています。

上記事業規模の比率は、売上高が79:18:3、セグメント利益が73:19:8（2022年4月期）となっています。売上高、セグメント利益ともに物販事業が中心です。

ビューティガレージの業績

業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高、経常利益ともに右肩上がりで伸びています。この間の平均成長率は売上高18.2%、経常利益17.6%です。2022年4月期は前期比で売上高19.4%増、経常利益12.5%増です。主力の物流事業含め各事業伸びています。特にその他周辺ソリューションは規模は小さいですが、67%増と大きな伸びです。また海外も99%増とほぼ2倍になりました。なお、営業利益ベースでは前期比20.1%増でした。2021年4月期に保険の解約益があったため、2022年4月期の伸びが鈍化しているように見えます。

四半期ごとの業績推移

直近3年間の四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。概ね右肩上がりです。第4四半期が売上・経常利益ともに高く、翌第１四半期は若干減少する傾向があるようです。2023年4月期第１四半期は前年同期比で売上高13.1%増、経常利益8.5%減でした。経常利益が減少したのは、粗利率が下がったほか、展示会出展等の一時的費用が生じたためということです。