こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はプレミアムウォーター(2588)です。プレミアムウォーターは以前ご紹介しています。
以前のプレミアムウォーターの銘柄紹介はこちら
プレミアムウォーターの概要
MISSION
「日本の天然水」と言う唯一無二の価値を日本人にそして世界に伝えることで社会的意義を果たし、地方創生を実現する。
日本独特の地形や風土、環境、人が作り出す有形無形の「産物」は、世界に自信をもって誇れるものとのことです。その自然とともに長い年月を経て培われた日本の天然水、「日本の良さを世界に伝える」、それが使命ということです。
沿革
2006年にナチュラルミネラルウォーターの製造及び販売を目的として会社設立しました。第一工場は2007年に稼働しています。第二工場(富士吉田工場)は2010年稼働です。西桂工場は2015年稼働です。さらに2018年に朝来工場、2022年に岐阜北方工場と順次工場を増設しています。
海外へは2011年に台湾支店を設置しています。
また、2016年にエルエフシーを子会社化しました。
2013年にマザーズへ上場しました。2014年に東証第二部へ市場変更。現在はスタンダード市場です。
事業内容
ナチュラルミネラルウォーターの製造及び宅配形式による販売を行っています。空ボトルは顧客自身が処分することにより、回収を不要とする「ワンウェイ方式」を採用しています。
①ナチュラルミネラルウォーターの製造
主要な製品は12リットル入りのナチュラルミネラルウォーターです。現在6種類の採水地(山梨県富士吉田、兵庫県朝来、岐阜県北方、長野県大町、島根県浜田、熊本県南阿蘇)があります。
②ナチュラルミネラルウォーターの販売
デモンストレーション販売やWEB、テレマーケティング等で販売しています。顧客獲得チャネルは、直接販売、取次店、代理店等の3通りあります。
③ウォーターサーバーの販売
ウォーターサーバーは貸与が中心ですが、一部ウォーターサーバーを卸したり、販売タイプのものがあります。
プレミアムウォーターの業績
業績推移
直近8年間売上高と営業利益の推移です。2019年3月期から国際会計基準に変更になりましたが、簡便的にそのまま表示しています。
売上高はきれいに右肩上がりです。ただ、営業利益は2018年3月期まで赤字幅を広げ続け、黒字になったのは2019年3月期です。
2016年にエルエフシーを子会社化しました。当時の顧客規模は当社20万件、エルエフシー12万件でした。経営統合後、一気に顧客拡大を進めます。2016年3月期に32万件だった顧客数が2018年3月期には2倍の65万件まで増えました。ただ、ビジネスモデルとして契約時に掛かるコストが高く、その後水を利用していくことで投資を回収するため、利益貢献に時間がかかります。契約時には広告・宣伝等に掛かる人件費・催事場等のほか、ウォーターサーバー代も発生します。顧客の増加に掛かるコストを水の利用による利益が上回ったのが2019年3月期です。それ以後は、売上を伸ばしつつ、利益も大きく出るようになりました。
2022年3月期は前期比で売上高21.5%増、営業利益38.8%増です。
四半期ごととの推移
直近3年間の四半期ごとの売上高と営業利益の推移です。売上高、営業利益ともにおおむね右肩上がりで上昇しています。例年第4四半期は売上もそれほど伸びないところ、営業利益が下がる傾向があります。一方翌第1四半期には売上も営業利益も伸びています。ビジネスモデルから、第4四半期に契約に掛かるコストが多く発生し、その結果が第1四半期以降出ているのではないかと思われます。
2023年3月期第1四半期は、前年同期比で売上高16.9%増、営業利益22.1%増です。
2023年3月期の業績予想
上記業績推移に2023年3月期の業績予想を追加してみました。2023年3月期は売上高9.6%増、経常利益14.8%増の予想です。
ウォーターサーバーの普及率は日本では8%程ということです。アメリカでは50%、韓国60%と比べると、まだまだ日本で普及の可能性はありそうです。
PER
現在(2022年9月29日)の株価からすると、PERは17倍ほどとなっています。
株主還元
配当情報
2023年3月期は1株当たり22円の配当予想です。2022年3月期は1株当たり20円の配当でしたので、2円の増配です。現在(2022年9月29日)の株価からすると、 配当利回りは0.9%程です。
優待情報
100株所有で宅配水サービス契約者限定のECサイト「PREMIUM MALL」の商品の内、15品のなかから1品を選べます。さらに契約者である場合に株主優待を申込むと、更に「株主優待品2 ナチュラルミネラルウォーター(1 Set)」をもらえます。
はーいーによるプレミアムウォーターの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。プレミアムウォーターの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。
本投稿はあくまでプレミアムウォーターの銘柄紹介を目的としており、プレミアムウォーターへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。
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