こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はファイズホールディングス(9325)です。
ファイズホールディングスの概要
コーポレートミッション
人と人のつながりで”未来のあたりまえ”を創造する
”今のあたりまえ”で解決できないことを、”未来のあたりまえ”となり得る方法で解決することがコンセプトということです。その原動力は、全て「人」だと考えています。
沿革
2013年に大阪市で会社設立しています。ロジスティックサービスを2014年に開始しました。オペレーションサービスは2014年、デリバリーサービスは2015年スタートです。
2014年には東京、神奈川に営業所を開設しました。2015年には京都、名古屋にも開設と毎年営業所を増やしています。現在49拠点を構えています(2022年6月末現在)。2022年3月に丸和運輸機関のグループ会社になりました。
2017年にマザーズへ上場しています。翌2018年には東証一部へ市場変更し、現在はプライム市場です。
事業内容
商品の流通を手掛ける「ECソリューションサービス事業」を展開しています。大きく二つ、「オペレーションサービス」と「トランスポートサービス」に分けられます。
オペレーションサービスでは、物流センターにおける入荷から出荷に至るまでの作業プロセス全体を管理します。また、コンサルティングも行っています。
トランスポートサービスでは、実運送サービスおよび配車プラットフォームサービスなどを行っています。実運送サービスは工場や物流センター間の大量一括輸送ニーズに対応しています。配車プラットフォームサービスでは、運ぶ荷物を探している事業者と運び手が見つからない事業者をマッチングさせるサービスを提供しています。
ファイズホールディングスの業績
業績推移
直近8年間の売上高と経常利益の業績推移です。売上高はきれいに右肩上がりです。経常利益は2019年3月期に減益になった後、右肩上がりで伸びてきました。しかし、2022年3月期は前期と同水準でした。2022年3月期は売上高が39.3%と大幅に伸びている一方、経常利益は2.1%減です。流山事務所などの本格稼働および派遣事業の伸長などが大幅な増収の主な要因です。一方、流山事務所等の開設に向けてスタッフの採用や教育費などがかさみ減益となりました。
この間の平均成長率は、売上高35.2%、経常利益53.9%になります。
四半期ごとの推移
直近3年間の四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。2022年3月期第3四半期に売上高が大幅に伸びています。この時に流山事務所などが開設されています。その前の2022年3月期第2四半期が唯一四半期で経常利益がマイナスになっています。これは、主に流山事務所等の開設に向けてスタッフの採用や教育費などの費用が掛かったためです。
直近の2023年3月期第1四半期は前年同期比で売上高52.3%増、経常利益49.7%増となっています。
2023年3月期の業績予想
上記業績推移に2023年3月期の業績予想を追加してみました。2023年3月期は前期比で売上高24.7%増、経常利益55.6%増の大幅な増収増益予想です。流山事務所等の通期寄与や2022年3月に丸和運輸機関のグループ会社になりました。そのため丸和運輸機関とのシナジー効果も発揮されると考えられます。
中期経営計画
2022年3月期決算発表に合わせて、2025年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画が発表されました。これによりますと、2025年3月期には2022年3月期比で、売上高80.1%増、経常利益160.5%増の計画です。平均成長率は売上高21.7%、経常利益37.6%にのぼります。
この根拠になるのが、これまでの様に3PLサービスの拡大や倉庫事業の拡大等です。さらに丸和運輸機関とのシナジー効果も考慮されています。
PER
現在の株価(2022年8月18日)からすると、PERは約18倍になっています。
株主還元
配当情報
配当は1株当たり15円の予想です。なお、これまで配当を行ってきていませんでしたので、初配です。配当利回りは1.6%になります(2022年8月18日現在)。
優待情報
優待情報はありませんでした(2022年8月18日現在)。
はーいーによるファイズホールディングスの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。ファイズホールディングスの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。
本投稿はあくまでファイズホールディングスの銘柄紹介を目的としており、ファイズホールディングスへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。
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