ネクステージの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はネクステージ(3186)です。1月にご紹介している銘柄です。先日第2四半期の決算発表に合わせて、2023年11月期の業績予想の修正が出ました。そこで改めてご紹介させて頂きます。

前回のネクステージの銘柄紹介はこちら

ネクステージの会社概要

経営理念

お客様のカーライフの上で、当たり前のようにお客様から選ばれる存在になる。最も愛される企業になることを目標として掲げています。

そのために、車を通して、最高の顧客体験を提供することを使命としています。

沿革

1998年、広田社長が輸入車販売を目的に愛知県に会社を設立しました。当時の商号は有限会社オートステージヒロタでした。その後2002年にスバル車販売を目的に株式会社ネクステージが設立されました。10年ほど愛知県中心に事業展開をしていましたが、2008年には大阪へ出店。2009年福岡、2010年千葉、2011年北海道と全国に店舗網を広げていきます。

そして2013年にマザーズに上場しています。上場後は地域一番店の大型店戦略を取っています。現在は総合店を出店し、生涯取引戦略です。これにより商品・コスト適正化、ストックビジネス強化がなされています。また現在はプライム市場です。

事業内容

中古車販売の大手で、車種別の専門店展開をしており、全国店舗網を形成中です。

年式が新しい低走行車、いわゆる高品質車を多く仕入れ、適正価格で提供するという販売に強みがあります。それに加え、カー用品の販売、「整備・点検・車検・買取」ビジネスを強化し、カーライフのあらゆるステージにて価値を提供しています。

ネクステージの業績

業績推移

ネクステージの業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高、経常利益ともに見事な右肩上がりです。この間の平均成長率は売上高が28.5%、経常利益は56.2%にも達します。直近の2021年11月期は前期比で売上高20.8%増、経常利益は105.1%増と2倍以上になりました。

拠点数は2021年11月期末で124拠点と前期末の98拠点から27拠点増と大きく伸びました。前期は10拠点、前々期は20拠点と毎年積極的に出店しています。

四半期ごとの業績推移

ネクステージの四半期ごとの推移

直近3年間の四半期ごとの推移です。数字が見難くて申し訳ございません。

若干の波がありますが、概ね右肩上がりです。

2020年11月期第2四半期は、珍しく大きな減収・減益(赤字)になっています。この時は2020年3~5月とコロナの影響で初めて緊急事態宣言が出たタイミングです。そのため、来店者数が大きく減少しました。

2021年11月期第3四半期も第2四半期から比べると減収・減益になっています。例年第3四半期は第2四半期に比べて売上高、経常利益ともに伸びていません。季節的なものの影響がある様です。

2022年11月期第2四半期は好調で、前第2四半期比で売上高32.5%増、経常利益32.8%増と高い伸びを示しました。第1四半期と比べても売上高は23.7%増、経常利益が6.5%増えています。

2022年11月期の見通し

2022年11月期の業績予想を追加した業績推移

上記業績推移に2022年11月期の見通しを加えてみました。

通期の業績予想は、今回の第2四半期の決算発表に合わせて上方修正が出ました。当初2022年11月期は2021年11月期に比べて売上高20.2%増、経常利益28.5%増の計画でした。それが、売上高30.5%増、経常利益39.9%増に引きあがりました。当初予想よりも、売上高10.1%増、経常利益9.1%増です。

経営環境は予測困難ということですが、第2四半期までの実績から上方修正に踏み切っています。当初予想でも高い伸びを見込んでいました。高い伸びの根拠は積極的な出店計画にあります。2022年11月期には1年間で63店もの出店を計画しています。これも当初56店出店予定から引きあがっています。第2四半期まで24店出店済みです(合計206店)。下期は39店の出店予想になります。なお、車種タイプ別に複数店舗を構える拠点があるため、拠点数と店舗数は異なります。

今後の目標

2030年11月期のビジョンと2024年11月期の計画を掲げています。
2024年11月期には2021年11月期に比べて売上高71%増、経常利益は121%増という非常に高い計画になっています。更に2030年ビジョンでは、2021年11月期に比べて売上高3.4倍、経常利益は約6.7倍というこちらも非常に高い目標です。根拠になるのは拠点数の増加と考えられますが、管理顧客数がKPIとして示されていました。2021年11月期には50万人だった管理顧客数を2022年11月期には70万人、2024年11月期には110万人、そして2030年11月期には300万人という計画です。

PER

現在の株価(2022年7月5日)からすると、PERは約14倍になっています。

株主還元

配当情報

2022年11月期は1株当たり21円の配当予想です。前々期は7円、前期は15円でしたので、毎年大幅な増配を継続しています。現在の株価(2022年7月5日)からすると、配当利回りは0.9%ほどです。

優待情報

優待情報はありませんでした (2022年7月5日時点)。

関連銘柄

同じく中古車販売を行っている会社として、グッドスピードがあります。グッドスピードは東海地方でSUV中心の中古車販売をしている会社です。ネクステージとの比較で是非ご覧ください。

グッドスピードの銘柄紹介はこちら

また、ネクステージとグッドスピードの比較も行っていますので、合わせてご参照ください。

ネクステージとグッドスピードの比較はこちら

はーいーによるネクステージの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでネクステージの銘柄紹介を目的としており、ネクステージへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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