No.1の銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はNo.1(3562)です。

No.1の会社概要

経営ビジョン

「皆様のNo.1ビジネスパートナー」を掲げています。具体的には、「セキュリティ&ソリューション」、最先端の情報活用で企業成長を支援するとのことです。

沿革

1989年に法人向けソフトウェア販売会社として設立しています。93年にはOA機器販売、翌94年には保守・メンテナンス業務をスタートしました。JASDAQに上場したのは2017年です。現在はスタンダード市場です。2020年7月にはアレクソン社を子会社化しました。

事業内容

情報セキュリティ機器の企画開発・製造・販売及び保守、OA関連商品の販売及び保守を主な事業にしています。

No.1の業績

業績推移

No.1の業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高は右肩上がりです。経常利益も概ね右肩上がりですが、2016年2月期と2018年2月期に減益になっています。

2021年2月期と2022年2月の売上高、経常利益の伸びの要因の一つはアレクソン社の子会社化です。アレクソン社の2020年3月期は売上高28憶9千万、経常利益3億31百万でした。2020年7月に子会社化していますので、2021年2月期は8か月間分の損益を取り込んでいます。月数按分の単純計算では、売上高19憶2千万、経常利益2億2千万に相当します。それを加味しても増収増益です。2022年2月期は4か月分ですので、売上高9億6千万、経常利益1億1千万に相当します。こちらもこれを除いても増収増益です。

この間の平均成長率は、売上高が11.9%、経常利益は21.5%になります。

四半期ごとの推移

No.1の四半期ごとの推移

直近3年間の売上高と経常利益の四半期ごとの推移です。売上高は波はありますが、概ね右肩上がりです。第1四半期に減少する傾向がある様です。経常利益の方が波が大きく、第4四半期が一番大きな利益が計上されています。

2021年2月期第1四半期は、減収減益になっています。この時期は2020年3~5月です。1回目の緊急事態宣言が出て、その影響が出たようです。アレクソン社は2020年7月から子会社化しておりますので、2021年2月期第2四半期から損益が取り込まれております。

2023年2月期の業績見通し

No.1の2023年2月期の業績予想を追加した業績推移

上記業績推移に2023年2月期の業績予想を追加しました。売上高が大きく減少しているように見えます。これは2023年2月期から収益認識基準の適用が開始するためです。ただ、収益認識基準の適用がなくても、売上高は0.6%増にとどまる予想です。一方、経常利益は10.6%伸びる計画です。こちらは収益認識基準の影響がありません。売上高の伸びが僅かである要因についての記載は見受けられませんでした。

中期経営計画

2020年11月に2021年2月期から2024年2月期までの中期経営計画の見直しが発表されました。これはアレクソン社の子会社化により2022年2月期までの売上計画100億円が前倒しで達成されたためです。

2024年2月期に売上高155億円、営業利益12.8億円の計画です。2020年2月期からの平均成長率は売上高15%、営業利益は37%にも上ります。なお、収益認識基準の適用を考慮すると2024年2月期の売上高は133億円の計画になります。売上高は2023年2月期から10%増ですので、これまでの推移から達成が可能と思われる金額です。一方営業利益は2023年2月期から30.6%増と大幅な伸びが必要です。これに向けて、アレクソン社製の高利益率商材の拡販、ストック型ビジネスの強化及びシステム投資による生産性の向上を掲げています。

PER

現在の株価からしますと、PERは9.9倍ほどです(2022年4月26日現在)。

株主還元

配当情報

2023年2月期は一株当たり27円の配当予想です。前期が26円でしたので1円の増配予想になります。現在の株価からしますと、配当利回りは3%ほどです(2022年4月26日現在)。

株式分割

2020年11月には普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。

優待情報

優待情報はありませんでした(2022年4月26日現在)。

はーいーによるNo.1の銘柄紹介は如何でしたでしょうか。No.1の銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでNo.1の銘柄紹介を目的としており、No.1への株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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