WOWWORLD(旧エイジア)の銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はWOWWORLD(2352)です。WOWWORLDは2021年6月までエイジアという社名でした。

WOWWORLD(旧エイジア)の会社概要

ミッション

会社のミッションを、”リレーションエンジニアリングで、人と企業の間にうれしい「つながり」をつくる”としています。

期待を超える“何か”と出会った驚きの瞬間などに、感動があふれ、うれしい「つながり」がうまれると考えています。このうれしい「つながり」を生み出す技術、「リレーションエンジニアリング」をとおして、心地よい体験を届けるということです。

沿革

1995年4月にホームページ制作を目的として設立されました。当社主力製品である「WEBCAS」を始めたのは1999年5月ごろからです。その後「WEBCAS」に様々な機能を追加し、2005年10月にマザーズに上場しました。中国などの海外展開を始めたのは2011年からです。2017年12月には東証一部に市場変更しています。2020年10月には株式会社CONNECTY HOLDINGSを子会社化しました。2021年7月に社名を株式会社エイジアから株式会社WOWWORLDに変更されています。

事業内容

大きく以下の3つの事業を行っています。

エンタープライズ・ソフトウェア事業

「WEBCAS」(ウェブキャス)シリーズを中心としてアプリケーションの企画・開発・販売・保守を行っています。
「WEBCAS」シリーズでは企業とお客様の双方向コミュニケーションを、メールをはじめとする多様なチャネルで実現できるシステムです。運用開始して20年超で7,000社以上の採用実績があります。

デジタル・マーケティング運営支援事業

「WEBCAS」を効果的に活用したインターネットマーケティングのプランニング・コンサルティングや、メールコンテンツの企画制作、アンケート設計などを行っています。

EC事業

自社ECサイト「べびちゅ」を運営しています。「べびちゅ」ではベビー服の通販を行っています。基本は仕入販売形態ですが、一部オリジナル製品の企画・販売も行っています。

WOWWORLD(旧エイジア)の業績

業績推移

WOWWORLDの業績推移

直近8期の売上高と経常利益の推移です。売上高は見事に右肩上がりです。経常利益は2015年3月期と2021年3月期に減益になっていますが、それ以外は伸びています。この間の成長率は、売上高が12.9%、経常利益が8.6%となっています。

2021年3月期については、売上高が25.7%増加した一方、経常利益が9.6%の減益でした。売上高に対する経常利益の比率は18%です。
売上高が特に伸びているのは、コネクティ社を2020年10月から連結対象にしたことにより、357百万円増加しています。コネクティ社の影響を除くと、売上高は6.7%の増加でした。
経常利益が減益になっているのは、のれん償却費や減価償却費が67百万円増加したことが主な要因です。のれん償却費や減価償却費が増えたのは成長投資のためで、この償却費の増加分が無ければ営業利益は12.1%伸びているということです。特にのれん償却費の大部分はコネクティ社の分です。

四半期ごとの業績推移

WOWWORLDの四半期ごとの業績推移

直近3年半の四半期ごとの業績推移です。毎年第1四半期、第2四半期が低めで、第3四半期、第4四半期に業績が上がる傾向があるため、このグラフでは分かり難いですが、四半期ごとに前年同期比較をすると毎四半期増収になっています。経常利益も前年同期比較で増益になっていることが多いですが、減益の時もあります。

2021年3月期第3四半期から急激に売上高が伸びているのはコネクティ社連結の影響です。

直近の2022年3月期第2四半期は、前年同期比で売上高が51.3%、経常利益が71.2%と大幅な増収増益になっています。売上高については、コネクティ社の売上高が172百万円入っておりますので、それを除くと14.7%の増加になっています。

2022年3月期の業績見通し

WOWWORLDの2022年3月期の業績見通しを加えた業績推移

上記業績推移に2022年3月期の業績見通しを加えてみました。2021年3月期とくべて売上高が33.7%、経常利益が41.2%と大幅に増加する見通しです。売上高については、コネクティ社の影響が大きく定かではございませんが、前年同程度の売上であると考えると、コネクティ社を除いても18%と大きく伸長する見通しになっています。

中期経営計画

2020年5月に2023年3月期までの中期経営計画が発表されて、2021年5月に修正されています。それによると、2023年3月期は2022年3月期に比べて売上高が20.6%、EBITDAが29.4%と大きく伸びる計画になっています。

大きく伸びるための挑戦として、カスタマーサクセス等の導入によりクラウドサービス事業の売上高を平均25%伸ばすこと、データ分析支援やマーケティング戦略コンサルなどの新規事業とそれらへの積極投資を上げています。

PER

現在(2022年1月20日)の株価からするとPERは18.2倍になっています。

株主還元

配当情報

2022年3月期は1株30円の配当予想です。2021年3月期から5円の増配になっています。現在(2022年1月20日)の株価からすると、配当利回りは、1.9%程です。

優待情報

WOW・WORLD・プレミアム優待倶楽部のポイントが持ち株数に応じて付与されます。200株ですと2,000ポイントですが、700株以上ですと10,000ポイントと、株主優待にしては珍しく、持ち株数が増えると優待も増えるようになっています。更に2年以上保有になりますと、付与されるポイントが10%増えますので、700株を2年以上保有していますと11,000ポイントになります。1ポイント1円と考えますと、700株2年保有の場合の優待利回りは、 現在(2022年1月20日)の株価では、 1%程になります。
配当と合わせると、2.9%の利回りです。

はーいーによるWOWWORLDの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。WOWWORLDの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでWOWWORLDの銘柄紹介を目的としており、WOWWORLDの銘柄紹株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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