イルグルムの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はイルグルム(3690)です。

イルグルムの事業内容

「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より
「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より

マーケティングプラットフォーム事業(MPF)と商流プラットフォーム事業(商流PF)を行っています。
アドエビスは広告効果測定市場で国内売上シェア1位、イーシーキューブは利用者数国内1位を誇っています。

イルグルムの業績

業績推移

イルグルムの売上高の推移
「2020年9月期 通期決算説明資料」より
イルグルムの営業利益の推移
「2020年9月期 通期決算説明資料」より

売上高は毎期堅調に上昇しています、特にマーケティングプラットフォーム事業は順調な伸びを示しています。

一方、営業利益は2018年9月期に赤字になっています。この時は積極的な人材採用と広告宣伝費の投下により費用が先行し、赤字となりました。その結果、2019年9月期は黒字転換し、2020年9月期は2016年9月期を超える営業利益を達成しています。

第3四半期の状況

イルグルムの第3四半期の状況
「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より

第3四半期は売上高14%増、営業利益は73%増と、特に営業利益が大きく伸びています。

「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より
「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より

上段がマーケティングプラットフォーム事業、下段が商流プラットフォーム事業の営業利益の前年同期比較ですが、いずれも大幅増益です。
マーケティングプラットフォーム事業は、サーバー費抑制、代理店制度の改定、広告宣伝の効率化などでコスト削減し、大幅増益に繋げています。
商流プラットフォーム事業は、もともと利益率が高いところで、売上高が36%も伸びたため、営業利益は2.3倍にもなっています。

イルグルムの2021年9月期の見通し

イルグルムの2021年9月期の見通し
「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より

売上高14%増、営業利益19%増を見込んでいます。

「2021年9月の月次売上高(速報)に関するお知らせ」より

なお先日発表された9月の月次報告では、まだ速報段階で変更になる可能性はありますが、今期の売上高は2,957百万円と目標の3,000百万円にはわずかに届いておりませんでした。

中期経営方針

「2021年9月期第3四半期決算説明資料」より

2020年9月期決算説明の際に、新たな中期経営方針としてVISION2023が発表されました。営業利益率は15%ということなので、営業利益は7.5億円になります。2020年9月期が売上高2,618百万円、営業利益276百万円でしたので、売上高を約1.9倍、営業利益を2.7倍に引き上げる高い目標を掲げています。

PER

現在の株価(2021年10月26日)からすると、PERは約33倍です。

株主還元

配当情報

「2021年9月期 第3四半期決算短信」より

1株当たり5円の配当予想です。2020年9月期が1株4円でしたので、1円、25%の増配です。現在の株価 (2021年10月26日)からすると、 配当利回りは約0.5%です。

優待情報

優待情報はありませんでした。

はーいーによるイルグルムの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。イルグルムの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでイルグルムの銘柄紹介を目的としており、イルグルムへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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