こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はシュッピン(3179)です。
シュッピンの概要
事業目標
インターネットを利用して「価値ある新品と中古品」を安心、安全に取引できるマーケットを創造し社会貢献すること
IT化の波にも左右されない価値のある「モノ」を取り扱っています。カメラなどは時代や国境を越えた価値を持っています。一方、インターネットというテクノロジーは利便性が高く、さらに加速度的に進化しています。この価値あるものとテクノロジーを掛け合わせることで、大きな付加価値を提供できると考えています。
事業内容
カメラ等の新品と中古品の取引をインターネット上で提供しています。さらに事業ごとに1店舗運営しています。行っている事業は以下の4つです。
①カメラ事業
ライカやローライ、ハッセル、ツァイスなどカメラ愛好家に求められる機種などの中古品・新品を取り扱っています。中古品は個人から買い取り、新品はメーカー等から仕入れています。買い取った商品をメンテナンス後インターネットや店舗で販売しています。
②時計事業
パテックフィリップ、ランゲ&ゾーネ、ロレックス、ブライトリングなどの中古品・新品を取り扱っています。仕入れ等はカメラ事業と同様です。
③筆記具事業
世界各国のブランド万年筆やボールペン等を扱っています。
④自転車事業
ロードバイク、小径自転車、マウンテンバイク等を扱っています。
沿革
会社設立は2005年です。同年マップ・ビジュアル・プレゼンツ社よりカメラ事業EC部門の営業譲渡を受けます。翌年にはカメラ事業店舗営業部門も営業譲受します。2006年に時計事業を開始しました。筆記具事業は2008年開始です。自転車事業も同2008年にスタートしました。
2012年にマザーズに上場、2015年に東証一部に市場変更しました。現在はプライム市場です。
シュッピンの業績
業績推移
直近8年間の売上高と経常利益の推移です。この間の平均成長率は、売上高12.4%、経常利益20.4%です。売上高は2021年3月期に減少しています。コロナの影響で店舗での売上が大幅に減少したことが要因です。半面ECが大きく伸びましたが、店舗売上の減少分を補うまでは伸びませんでした。
2022年3月期は前期比で売上高28.0%増、経常利益96.4%増です。店舗売上がコロナ前水準までは戻りませんでしたが、大きく改善しました。ECも引き続き伸長したため、大幅な増収となています。
四半期ごとの推移
直近3年間の売上高と経常利益の四半期ごとの推移です。2021年3月期第1四半期に売上高が大幅に減少していますが、この時初の緊急事態宣言が出ていました。直近の2023年3月期第2四半期は、前年同期比で売上高12.7%増、経常利益20.5%増でした。
2023年3月期の業績予想
上記業績推移に2023年3月期の業績予想を追加してみました。2023年3月期は売上高11.1%増、経常利益9.1%増の予想です。引き続き主力のカメラ、時計事業のEC売上が業績を引っ張る計画です。
中期経営計画
2022年3月期決算発表に合わせて、2025年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画が発表されました。売上高は毎年11~12%伸ばす計画です。経常利益は2024年3月期に大きく伸びる計画になっていますが、これは粗利を13%伸ばす一方、販管費の増加を4%に抑えるためです。業務フローの改善で2022年3月期に販管費は大きく改善しましたが、それを引き続き推し進めるということです。
PER
現在の株価(2022年12月8日)からすると、PERは約11倍です。
株主還元
配当情報
2023年3月期は一株当たり35円の配当予想です。なお、当初は30円の予想でしたが、第2四半期が好調だったため、増額しています。2021年3月期は16円、2022年3月期は28円でしたので、増配が続いています。配当利回りは、2.8%ほどになります(2022年12月8日現在)。
優待情報
株主優待は、商品購入・売却の優待券です。優待券1枚で商品購入の場合5,000円割引、または売却の場合5%上乗せとなります。100株以上で1枚、300株以上で2枚、1,000株以上で3枚、10,000株以上になると5枚もらえます。さらに継続保有期間2年以上で1枚追加されます(2022年12月8日現在)。
はーいーによるシュッピンの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。シュッピンの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。
本投稿はあくまでシュッピンの銘柄紹介を目的としており、シュッピンへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。
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