ファブリカコミュニケーションズの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介は、ファブリカコミュニケーションズ（4193）です。

ファブリカコミュニケーションズの概要
ファブリカコミュニケーションズの業績
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株主還元

ファブリカコミュニケーションズの概要

ミッション

「テクノロジーで社会の課題を解決する」

未来への希望に満ちた社会を実現することを目指しています。そのために、最新のテクノロジーで世の中にある様々な問題や課題を解決していく。人々の暮らしがより安全に、より豊かになれば、実現できると考えています。
顕在化した社会のニーズにとどまらず、将来必要となるサービスや課題にもフォーカスしています。そして今までにない斬新なサービスをいち早く提供していくということです。

沿革

1992年に自動車鈑金塗装業で創業しています。1995年に中古車販売をスタートしました。2003年にシステム開発会社を合併しています。その翌年には中古車販売管理システム「symphony」をリリースしました。SMS配信サービスを開始したのは2011年です。

2021年にJASDAQと名古屋証券取引所市場第二部に上場しました。現在はスタンダード市場とメイン市場です。

事業内容

大きく4つの事業を行っています。

①SMSソリューショングループ

法人向けのSMS送信サービスです。SMSは多くの携帯電話が標準で対応していることから、多くの携帯電話にメッセージを送ることができます。本人認証、重要連絡、問い合わせ対応、事前連絡、督促、販促等の用途で使用されています。特に督促、事前連絡の用途でトップシェアを占めているとのことです。送信数に応じて課金する従量課金制です。

②U-CARソリューショングループ

中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony」を自動車販売店に提供しています。中古車販売管理システムと広告出稿プラットフォームが融合しています。販売管理は、在庫管理、請求・見積、問い合わせ管理、CRMやグループウェアを提供するSaaSです。広告出稿は中古車検索サイトへの広告出稿プラットフォームの他、中古車保証サービス・タイヤパンク保証の販売、オークションなどができます。中古車販売を行う上で必要なサービスを網羅しています。

③インターネットサービスグループ

U-CARソリューションやSMSソリューションのWEB集客支援を行っています。その他、車買取事業者への一括査定サービスや、自動車WEBマガジンなど自社メディアやサービスを展開しています。

④オートサービスグループ

BP・レンタカー事業とメンテナンス事業を行っています。BP・レンタカー事業は自動車の修理や修理期間中の台車となるレンタカーの貸し出しなどを行うサービスです。メンテナンス事業は、自動車整備事業を行っており、祖業です。

ファブリカコミュニケーションズの業績

業績推移

直近5年間の売上高と経常利益の推移です。売上高、経常利益ともにきれいに右肩上がりです。ここ3年では、SMSソリューショングループが売上高、利益ともに特に伸びています。U-CARソリューショングループも伸びています。この間の平均成長率は、売上高30.4%、経常利益117.4%になります。

2022年3月期は前期比で売上高21.4%増、経常利益42.7%増と大幅な増収・増益です。SMSソリューショングループが売上高、利益ともに30%以上の成長となり、全体を引き上げています。U-CARソリューショングループも売上高、利益ともに15%以上の伸びです。

四半期ごとの推移

直近1年と1Qの四半期ごとの推移です。売上高は四半期ごとで見ても右肩上がりです。経常利益は2022年3月期第4四半期まで右肩上がりで、2023年3月期第1四半期に減益になっています。決算説明資料では、これ以前の四半期ごとの推移も表示されております。それによると例年第4四半期は利益率が高くなる傾向がある様です。それは第4四半期に開発案件が多いためです。前年同期比では、売上高20.4%増、経常利益54.5%増と大幅な増収増益です。

2023年3月期の業績予想

上記業績推移に2023年3月期の業績予想を追加してみました。2023年3月期は、前期比で売上高18.2%増、経常利益16.9%増の予想です。引き続きSMSソリューショングループとU-CARソリューショングループが業績を引っ張る計画です。売上高では、それぞれ24.5%増、12.0%増を見込んでいます。