こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はジェイリース（7187）です。
ジェイリースの概要
Future vision
未来のビジョンとして、以下を掲げています。
信用を保証して安心を生み出し、誰もが「自分の人生をまっとうできる社会」をつくる。
これは、保証人がいないため、賃貸借契約が出来ないという問題を解決することをビジョンにしていると思われます。
沿革
2004年に大分県大分市で家賃債務保証業を目的として創業しました。同年には宮崎市に、翌年には熊本市へと次々支店を開設していきます。東京へ展開したのは2010年です。2013年には名古屋、2014年には大阪へ出店しています。そして2017年には札幌でも支店をオープンしました。2022年3月期末で、32店出店しています。2016年にマザーズに上場し、2018年に東証一部へ指定替えしています。現在はプライム市場です。
事業内容
大きく二つ、保証関連事業と不動産関連事業を行っています。
保証関連事業
更に保証関連事業は、家賃債務保証と医療費保証に分かれます。家賃債務保証のメインは住居用の賃料保証です。しかし、近年コロナをきっかけとしたリスク意識の変化から、事業用賃料保証が大きく伸びています。
不動産関連事業
日本国内で住居を探す外国籍の方への賃貸仲介、オーナーからの賃貸管理業務の受託などを行っています。
ジェイリースの業績
業績推移
直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高はきれいに右肩上がりです。経常利益は2018年3月期と2019年3月期に赤字になっています。特に2019年3月期は保証関連事業も赤字でした。契約数増加に伴う貸倒引当金と訴訟関連費用の増加が原因の様です。また、同年には過年度決算訂正等があり、特損に上場契約違約金33百万円が計上されています。
その後、2021年3月期、2022年3月期には経常利益が大きく伸びています。売上高の増加に反して、貸倒引当金の要因になる代位弁済の発生率が減少しました。さらに発生した場合の回収率も上昇しています。
この間の平均成長率は売上高が20.5%、経常利益が113.6%にも達します。
四半期ごとの推移
直近3年間の四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。売上高は毎期第4四半期が一番大きくなっています。2021年3月期はコロナの影響もありながら、経常利益が大きく計上されるようになりました。多少波はありながら、順調に伸びています。直近の2022年3月期第4四半期は前期比で売上高15.2%増、経常利益103.4%増となりました。
2023年3月期の見通し
上記業績推移に2023年3月期の業績予想を追加してみました。2023年3月期は前期比で売上高14.1%増、経常利益11.5%増の見通しです。引き続き好調に推移する見込みです。
3か年計画
2021年11月に2024年3月期を最終年度とする3か年計画が発表されました。今回、その3か年計画が更新され、2024年3月期の売上高、営業利益ともに上振れました。2024年3月期は2022年3月期に比べ、売上高29.9%増、営業利益27.8%増の計画です。
PER
現在の株価からしますと、PERは10倍ほどです（2022年5月19日現在）。
株主還元
配当情報
2023年3月期は一株当たり50円の配当予想です。前期が40円でしたので10円の増配予想になります。なお、前々期が5円でしたので、増配が続いております。現在の株価からしますと、配当利回りは3.1%ほどです（2022年5月19日現在）。
株式分割
2016年10月に普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。2017年7月そして同年10月にも同様に2株の割合で分割しています。
優待情報
株主優待は「ジェイリース・プレミアム優待倶楽部」のポイントが付与されます。500株で5,000ポイントになります。株数が増えるとポイント数も増え、1,000株以上になりますと15,000ポイントになります。株主優待にしては珍しく、株数が増えると優待も増加します。（2022年5月19日現在）。
関連銘柄
昨年ご紹介した銘柄になりますが、イントラストが家賃保証と介護・医療費用保証を行っています。ジェイリースとの比較でご参照ください。
イントラストの銘柄紹介はこちら
はーいーによるジェイリースの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。ジェイリースの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。
本投稿はあくまでジェイリースの銘柄紹介を目的としており、ジェイリースへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。
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