システムサポートの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はシステムサポート(4396)です。

システムサポートの会社概要

社是

「至誠と創造」を掲げています。お客様に誠実に接しお客様の信頼を得ながら、常識に捉われずに物事を多面的にとらえ新たな価値を生み出していくということです。

沿革

1980年に石川県で創業しています。2004年にはオラクル社とテクニカルパートナーを締結しました。その後2011年にはSAP、2013年にはアマゾンとパートナー契約を締結しています。2018年にマザーズ上場、翌2019年には東証1部に指定替えしています。現在はプライム市場です。

事業内容

大きく3つ、ソリューション事業、アウトソーシング事業及びプロダクト事業を行っています。中心となるのはソリューション事業です。

ソリューション事業

ITシステムのコンサル、設計、開発、運営保守を行う事業です。また各種クラウドサービスやERPパッケージの利用・導入に係る技術支援やインフラ構築など行っています。

クラウドインテグレーションとシステムインテグレーションに大きく分かれます。クラウドインテグレーションでは、Microsoft Azure、AWS、Google Couldなどの利用支援になります。システムインテグレーションでは、SAPなどのERPパッケージの導入やOracleデータベースの設計などです。

近年では、クライドインテグレーションが特に伸びています。システムインテグレーションは安定的に伸びています。

システムサポートの業績

業績推移

システムサポートの業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高はきれいに右肩上がりです。経常利益も2015年6月期に赤字になった他は右肩上がりです。

この間の平均成長率は売上高が14.4%、経常利益は38.0%にも上ります。直近の2021年6月期は前期比で売上高7.9%、経常利益は34.1%も伸びています。利益がこれだけ伸びている要因の一つには原価率の改善があります。これにより営業利益で23.3%の増加になりました。また営業外収益に助成金収入が有ったことに加え、前期にあった上場関連費が剥落したことで経常利益が34.1%の伸びになっています。

四半期ごとの推移

システムサポートの四半期ごとの推移

直近2年半の四半期ごとの推移です。売上高は四半期ごとで大きな波はありません。一方、経常利益は多少波があります。2020年6月期第4四半期が特に経常利益が減少しています。決算説明会資料ではコロナの影響は軽微と記載されていますが、第4四半期のみで見ると影響があったのかもしれません。

直近の2022年6月期第2四半期は前年同期比で売上高11.8%増、経常利益9.9%増と引き続き順調に伸びています。

2022年6月期の見通し

2022年6月期の予想を加えた業績推移

上記業績推移に、2022年6月期の業績予想を追加しました。

2022年6月期は前期比で、売上高10.6%増、経常利益11.7%増の予想です。第2四半期の進捗率は、売上高48.8%、経常利益55.5%です。また前期決算発表時の今期第2四半期の業績予想を、売上高、経常利益若干ですがいずれも上回っています。そのため、今期の進捗は順調と考えられます。

PER

現在の株価からしますと、PERは15倍ほどです(2022年4月20日現在)。

株主還元

配当情報

2022年6月期は一株当たり24円の配当予想です。前期が21円でしたので3円の増配予想になります。現在の株価からしますと、配当利回りは2.3%ほどです(2022年4月20日現在)。

自己株式取得と株式分割

2020年2月に10万株(株式分割考慮後)を136,750千円で取得しています。

また、2020年6月には普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。

優待情報

優待情報はありませんでした(2022年4月20日現在)。

関連銘柄

以前ご紹介したイノベーションが法人向けIT製品の比較・資料請求サイト運営を行っています。ご参照頂ければと思います。

イノベーションの銘柄紹介はこちら

はーいーによるシステムサポートの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。システムサポートの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでシステムサポートの銘柄紹介を目的としており、システムサポートへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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