アイティメディアの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介は、アイティメディア(2148)です。

アイティメディアの事業内容

各種広告のIT系ネットメディア事業、リードジェン事業(見込み客リスト提供)を行っています。

アイティメディアの業績

業績推移

アイティメディアの業績推移
「2021年3月期 決算短信」より

2016年3月期から2019年3月期まで横ばいが続いていましたが、2020年3月期から急上昇しています。特に2021年3月期の伸びは、マーケティングのオンラインシフトが進んだためです。新型コロナの影響で展示会やセミナー等が実施できないことで、イベントのデジタル化が進んだことが主因の様です(Virtual EXPOの開催など)。

2022年3月期第1四半期

2022年3月期第1四半期の状況
「2022年3月期 第1四半期決算短信」より

リージェント事業、メディア事業共に売上高は前年同期比で20%以上の伸びで、合計23%の伸びとなっています。営業利益は、 リージェント事業で前年同期比40% 、メディア事業は84%、合計64%と非常に高い伸びになっています。

なお、コロナにより前期が前々期に比べて落ち込んだことによる反動増が考えられますが、前期1Qも前々期1Qより下記の通り大幅に伸びています。

2022年3月期第1四半期の前期比
「2022年3月期 第1四半期決算短信」より

2022年3月期の見通し

アイティメディアの2022年3月期の見通し
「2022年3月期 第1四半期決算説明資料」より

引き続き2022年3月期も非常に大きな伸びの業績予想です。伸び率こそ2021年3月期に届かないものの、着実な成長が見込まれています。

今後の成長見通し

中期目標
「2022年3月期 第1四半期決算説明資料」より

2026年3月期に営業利益を2倍の40億をめざすという5か年計画が、前期決算発表の際にありました。5年で2倍というと、平均成長率は15%になります。

2021年3月期は特にコロナの影響でデジタル化が一気に進み、その恩恵を受けた面が大きいと思わますが、デジタル化そのものが社会において推進されることは今後も変わらないと考えられるため、その波に乗り、今後も成長していくとのことです。

PER

PER比較
「2021年3月期 決算説明資料」より

TechTarget社、ON24社共にパートナー企業で、北米を中心に活動しています。TechTarget社はリードジェン事業を、ON24社はデジタルイベントやWEBCASTのプラットフォーマー。アイティメディア社と同様の事業を行っているアメリカでは非常に高い評価を受けています(PER100倍強)。

現在の株価(2021年8月13日)からすると、PERは26倍ほどとなっており、上記2社からすると低いPERになっています。

株主還元

配当情報

配当推移
「2021年3月期 決算説明資料」より

2022年3月期は+6円という大きな増配計画を立てています。現在の株価(2021年8月13日)からすると、1%強の配当利回りになります。

自己株の取得

「2022年3月期 第1四半期決算説明資料」より

6月に自己株の取得の発表がありました。40万株は発行済み株式数の2%程度に相当します。

優待情報

優待情報はありませんでした。

はーいーによるアイティメディアの銘柄紹介は如何でしたでしょうか。アイティメディアの銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。

本投稿はあくまでアイティメディアの銘柄紹介を目的としており、アイティメディアへの株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。

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