アクリートの銘柄紹介

こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はアクリート（4395）です。

アクリートの概要
アクリートの業績
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アクリートの概要

ビジョン

「デジタル社会に、リアルな絆を」

AIの活用やデジタルトランスフォーメーションにより、リアルな対面コミュニケーションが減っています。そこにコロナ禍が襲来し、普通に会えていた方々と会うのが難しくなりました。日本人はもともとハイコンテキスト文化で、その場の空気感を重視してきました。それがデジタル時代のコミュニケーション不足による感覚値の違いが「不安」を生み出しています。この「不安」を解消するため、「リアルな絆」を作り出すことを役目としています。

沿革

2014年にインディゴ社で行われていたSMS配信サービス事業を分割する形で会社設立されました。同年SMPP国際ゲートウェイサービスを開始しました。双方向SMSサービスを2015年にスタートしています。SMSコネクトグローバルサービスは2019年開始です。2021年には、国際網を使用するSMS配信サービス会社であるXoXzo社を子会社化しています。

2018年にマザーズに上場し、現在はグロース市場です。

事業内容

メッセージングサービス事業を行っています。大きくSMS配信サービスとメール配信サービスに分かれます。

①SMS配信サービス

以下の7つのサービスを展開しています。

SMSコネクト　企業がPC等から携帯番号へSMSを送ることができるサービス
双方向SMSコネクト　企業とユーザーの間の双方向のコミュニケーションを実現するサービス
IVR（音声自動応答）　SMSを受信できないユーザーの電話番号を引証するための音声自動応答サービス
電話DeSMS　IVRに茶口伝したユーザの携帯電話番号にSMSを自動配信するサービス
SMPP国際ゲートウェイ　海外SMSアグリゲーターに対して、国内ユーザーへのSMS配信を代行するサービス
SMS×α　SMS配信に安否確認システム等を付加したサービス
次世代SMS「＋メッセージ」　電話番号だけで長文メッセージや写真、動画を送受信できるメッセージアプリ

②メール配信サービス

「学校安心メール」や「自治体安心メール」等を展開しています。「学校安心メール」は学校・PTA・保護者間の利用に使用されます。「自治体安心メール」は住民と自治体間の防犯・防災機器管理緊急連絡システムとして使用されています。

アクリートの業績

業績推移

直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高・経常利益ともに右肩上がりで伸びています。この間の平均成長率は、売上高50.4%、経常利益56.6%にも上ります。直近の2021年12月期も売上高63.7%増、経常利益33.6%増と高い伸びを示しています。SMS配信サービスが好調だったということです。SMS配信サービスの市場成長率は40%と非常に高いようですが、それも上回る成長でした。経常利益は、今後の成長に向けての投資があったため、売上ほど伸びていませんが、それでも大幅な増益となりました。

四半期ごとの推移

直近3年間の四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。売上高はここ1年強急速に伸びているのが分かります。経常利益は四半期によっては前四半期より減益になっているときもありますが、おおむね右肩上がりです。2022年12月期第3四半期は、前年同期比で売上高161.8%増、経常利益350.0%増という大幅な増収増益でした。

2022年12月期の業績予想

上記業績推移に2022年12月期の業績予想を追加してみました。2022年12月期は前期比で売上高116.1%増、経常利益165.5%増と、2倍以上に伸びる予想になっています。この数値は11月の第3四半期決算の発表に伴って上方修正されたものです。当初予想より売上高6.9%増、経常利益32.6%増となっています。これは、自治体党行政サービスでの利用増などSMS配信が好調だったことや、円安の影響があったためということです。

第3四半期での進捗率は売上高75.4%、経常利益83.9%と上昇修正後でも順調な進捗になっています。