こんにちは、はーいーです。本日の個別株の銘柄紹介はAnd Doホールディングス(3457)です。2022年1月に社名変更しています。以前の名称は、ハウスドゥです。
And Doホールディングス(旧ハウスドゥ)の会社概要
経営理念
経営理念として、「お客様から必要とされ、お客様へ尽くします。」を掲げています。
不動産業界では情報開示が十分ではないと考えていました。顧客は限られた情報で選択をしなければいけないという体質を変え、顧客にとって安心で便利な窓口になるという思いが込められていると考えられます。
事業内容
合計7つの事業を行っています。その中で主要なのは以下の3事業です。
フランチャイズ
新規に不動産業界に参入しようとする企業等に対し、不動産売買仲介及び賃貸業におけるノウハウを提供する事業です。集客ノウハウや人材教育システムも提供しています。全国で行っており、2021年6月末において約6割が新規参入の企業ということです。
ハウス・リースバック
顧客が住んでいる物件を当社が購入し、顧客と賃貸借契約を結ぶことにより顧客は引き続き住み続けられるというサービスです。セールアンドリースバックの個人住宅バージョンです。
不動産売買
不動産を当社が取得し、付加価値を付けて販売する事業です。扱う不動産は中古住宅、新築戸建、住宅用地、一棟収益不動産等多岐にわたります。そのため、販売先も居住用に購入される一般の顧客の他、投資家もいます。
沿革
1991年4月に代表の安藤社長が京都府で不動産仲介会社を創業しています。1998年にはリフォーム事業、2002年に中古住宅再生販売事業を、2003年には不動産売買事業を開始しています。「ハウスドゥ」ブランドがスタートしたのは2005年で、翌年にフランチャイズが始まりました。2015年にマザーズ上場、翌2016年には東証一部へ市場変更しています。2022年1月に現在のAnd Doホールディングスに商号変更しました。
And Doホールディングス(旧ハウスドゥ)の業績
業績推移
直近8年間の売上高と経常利益の推移です。売上高は2017年6月期に若干減収になったほか、全て増収です。経常利益は2017年6月期と2020年6月期に減益になっています。この間の平均成長率は売上高が16.6%、経常利益は37.1%にも及びます。
直近期の2021年6月期は前期比で売上高が18.7%増、経常利益は46.5%増と大きく伸びています。
2017年6月期が減収減益になったのは、それまで事業の中心であった不動産売買からフランチャイズ、ハウス・リースバック事業を伸長させるためでした。不動産売買は市場変動の影響を受けやすいため、持続的な成長可能なストック型にも注力し始めました。
2020年6月期は増収は保ったものの微増収で、経常利益が大きく落ち込みました。要因は2019年10月に消費税増税があったこと、また2020年からコロナによる緊急事態宣言がありました。さらに、人材投資のため人件費が膨らんだためでした。
四半期ごとの推移
直近2年半の四半期ごとの推移です。コロナの影響が出始めたのは2020年6月期第4四半期(4-6月)です。ただこの時は業績が伸びており、実際の影響が出たのは2021年6月期第1四半期(7-9月)の様です。
また、2021年6月期第3四半期(1-3月)にも大きく落ち込んでいます。これは、ハウス・リースバック事業の影響です。前期第3四半期にあったHLBファンドへの譲渡が実施できなかったため、ということの様です。これが第4四半期にずれたため、第4四半期の売上高が非常に大きくなっています。
2022年6月期の見通し
上記業績推移に2022年6月期の業績予想を追加してみました。なお、2022年6月期の業績予想はレンジ形式で開示されておりますので、中央値を採用しています。
2022年6月期は前期比で売上高7.0%増、経常利益25.3%増の見通しです。中央値ですが、経常利益もコロナ前を超える予想になっています。
第2四半期での進捗率は、売上高が53.4%、経常利益が55.5%と順調な推移ではないかと思います。
今後の成長見通し
昨日、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画が発表されました。2025年6月期には2022年6月期に比べ、売上高が24.1%増、経常利益が27%増を計画しています。
その他に、国内1,000店、アジア50,000店を掲げています。海外は分かりませんが、国内では2022年2月末でフランチャイズが691店となっています。そのため、国内だけでもあと300店ほど出店する目標になります。なお、中期経営計画では2025年6月期末に856店舗まで増やす計画になっていました。
PER
現在(2022年3月31日)の株価からすると、PERは9倍ほどです。
株主還元
配当情報
2022年6月期は配当は未定となっています。2021年6月期は1株当たり30円の配当実績です。またそれ以前の数年間も配当性向は概ね30%程度でしたので、今期も利益に応じて配当されるものと思われます。仮に前期と同じ30円配当の場合の配当利回りは、3.1%ほどです(2022年3月31日現在)。
優待情報
株主優待は「And Do優待倶楽部」のポイントが付与されます。初年度は100株で1,000ポイント、6,000株以上になりますと13,000ポイントになります。更に、2年継続保有で10%ポイントが割増しになります。
はーいーによるAnd Doホールディングス(旧ハウスドゥ)の銘柄紹介は如何でしたでしょうか。And Doホールディングス(旧ハウスドゥ)の銘柄分析や株式投資の参考にして頂ければと思います。
本投稿はあくまでAnd Doホールディングス(旧ハウスドゥ)の銘柄紹介を目的としており、And Doホールディングス(旧ハウスドゥ)への株式投資の勧誘を目的とするものではありません。株式の売買につきましては、ご自身の判断、自己責任にて行なっていただきたく、お願い致します。
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